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MY JOURNEY@イギリス

MY JOURNEY@イギリス

国内もいい♪(7)Manchester

そしてマンチェスターピカデリー駅到着。
予想はしていたけどすっごく大きい、
そしてロンドンより近代的な設備の数々にびっくり!
ここでRちゃんと待ち合わせ。
電車が遅れてるとのことなのでカフェに入ります。
すっごく広々して人も多い(ちなみに日本人ばっか!今日はね)
駅を見下ろしながらカフェで一息。。

ほどなくしてRちゃん到着。
二人とも空腹なんだけど時間がないので宿へ急ぎます。
メトロ、と呼ばれる「路面電車」に乗ります。
なんか・・・路線が複雑でロンドンのチューブより難しい。。。
でも路面電車って好きです。
地下の駅から街に登って急に道路を走り出すのは楽しいですよね。
電車は街からほどなくして急に知多半島のようになってきて
スピードは上昇、山中を駆け出します・・・
不安!!!

一応B&Bのおじさんが電話で言ってた通りの駅に降りますが
そこにいた駅員さんに聞くと
この住所なら一駅前で降りるべき、と言われます。
仕方なく再度乗り換えて戻ると
そこは、めっちゃ無人駅。
分かる人にしか分かりませんが、
もう思いっきり「上野間」駅でした、あそこ。
怖い。。。
と、二人ともかなり弱気に・・・

だってやっぱかのマンチェスターだし・・・
そんな山むこうの住宅街。
何があるかわかりません。。
時間もおしせまってきて不安も募ります。
歩いて歩いて・・やっとたどり着いたB&B!
感動・・・・
しかし・・・
裏口から周って、と言われ入ったところは
なんかめっちゃくつろいだ一家団らんシーンに
荷物をひいた私たちがなんとリビングの窓から侵入という
それはそれは異様な光景。。

怖れていた通り、「トミー」という
めっちゃ濃いキャラのおじさんはそこにはいなく、
「あぁそこは別の場所なんだよ。・・ったくまたトミーの奴・・・」と
なんだか雲行きあやしげ。(TT)
電話で何度か交渉してる時も変だったんですよ。
でもマンチェスターのホテル、かなり苦労したんです。
どこも高額で。本当B&Bの数少ないし。
で、やっとトミーさんと電話で話した時、
とってもいい人そうだったので
(しかも格安で)迷わず決めたんです。
スタジアム至近って書いてあったし。

そこの姉妹B&Bのおじさんが車で送ってくださって
トミーさんのB&Bにやっと到着。
「はぁろう~待ってたよ~」とやっぱ濃いキャラ・・・
もう、ほんっとしゃべり通し!
やっとの思いで部屋にたどり着き、
結局至近じゃなかった(--;スタジアムに
タクシーで駆けつけます!
トミーは「日本が勝つといいね!」と言ってくれ
「私はイングランドを応援するの!」と
言ったらびっくり。口あんぐり。
それ以降私は
「非国民なねえちゃんだ~」といじめられることとなります。。。

スタジアム到着!
あやしい。。。
すごい人の流れなのですが
どうもそこは裏門らしく、
ローカル~なイングリッシュファンしかいなく
かなり浮いてる私たち。
こんな時のために、と
「イングランドサポーター」を自称するための
イングランドユニホームベアを片手に握り締める。。
すると、効能あり!
道行く人みんなに
イングランド国旗のステッカーを配っていたおじさん、
私たちだけ露骨にスルーしたものの、
アピールしたら喜んでくれた!
(でも私には1枚、Rちゃんに2枚って
なぜ・・?年齢・・・?T0T)
イングランドをサポートする気持ちはわかるぜ~、とおじさん。

Rちゃんは日本!といいながらも
ちょっとミックスフィーリングっぽくて
「Japan+England」という
どこで買って来たのかかなりレアなマフラーをした日本人を見て「あれほしい!」と。

入口に到着。グッズ売り場を見ます。
しかし・・・高い。。キャッシュがなく迷ってマフラーだけ購入。
Rちゃんはパンフを買っていたけどこれも高かった~
いよいよスタジアム内へ。
かなり、怖い空気も感じつつ。。
私たちは空腹で食べ物のテントに何度か吸い寄せられるものの
時間もなくて急がなければなりません。
結局、入場前、試合前、ハーフタイムと
3度も大行列に並んだのに結局何も買えず。。。
試合後もどこも大行列で真夜中までのまず食わずでした。。(TT)

初めてのサッカー観戦なので
試合前の雰囲気とか何が行なわれてるのかとか
見たかったけど結局選手入場すら見逃しめちゃショック・・・
でも、念願の「God Save The Queen」を大観衆と歌えて感激~
後ろにかなりうるさい日本人がいた以外は
周りはすべてセントジョージの国旗に身を包んだ、
もしくは7番ユニホームなどに身を包んだイングリッシュ一色。
とても日本を応援できる空気ではありません。
いいんです。。私はベックスを見に来たんだから!
(ちょっと稲本くんも見たい・・・けど・・)

Come On! England!
大歓声+大興奮でイングリッシュとともに盛り上がります!
両国国歌演奏中は会場の座席一色国旗に染まります。
日本サポーター席は小さくて国旗も小さかったけど
あんなのも初めて見て感激でした。
選手紹介。
ベックスのところだけシャウトだ~と楽しみにしてたんですが
周りもすごい大シャウトでした(^^;)
声が枯れたけど、あれがやりたかった!
多分イングランドどころか日本サポーターも
あそこだけはシャウトしてたでしょう。
大別格の人気のすごさ。とても数十人の中の一選手とは思えない
とんでもない盛り上がり。みんな彼を見に来てるんだなぁ。

大興奮のまま試合開始です。
かなりいい席(奮発しただけあった!)で大満足でした。
最初はベックスが遠くて悲しかったんですが
だんだん近くに来るようになり、
コーナーキックもすごい近くで見れて
ボン!とかドン!とかってボールを蹴る音とか
ぶつかる音が生で聞こえたり
どれだけベッカムの生コーナーキックがカーブするかとか
テレビではとても感じられなかった生の迫力に感動しっぱなし。
それにサッカーをよく知らない私でもわかりやすいだけの
スター選手ばかりが両チームにうじゃうじゃいるのも大感激。
こんなすごい試合は数年に一度見れるかみれないかですよね。
中田が出場してなくてほんと残念でした・・・
彼がいたらもっとすごい試合になってたはず!

前半、かなりルーニー(キッズ)の大活躍・・・
この人すっごい暴力的で有名なんだってね。
小生意気なイギリスの18歳のガキという典型的な顔立ち。
確かに。
結局イングランド先制でハーフタイム。
あまりにいい試合、いいゴールで感動しました。
日本もかなり互角に頑張ってる。。中田抜きでねぇ~すごい!
でもやっぱ予想通りイングランド勝ちかなぁ。
1-0だったらすごい健闘だと思う!

ハーフタイムでまた空腹の私たちは
食べ物屋の大行列に並ぶのですが・・・
そこで・・・
大ショッキングな出来事が・・・
Rちゃん大騒ぎ。
Mちゃん(私)も
目の前の事実がどうしても信じられず言葉を失いました。。

・・・・・・
気を取り直して。

後半戦は小野の会心のシュートで1点を取り、
すっかり日本頑張ってモードになってしまいました。
だってここまで互角に闘えるとは思ってなかった!
3-0くらいかなぁと。
ボール所有率も高かったしね、
稲本君のドッジャムカーっぷり(すごい動き!)も
生で見れて感激!
プラス、ミニ望遠鏡みたいなので
ベッカムウォッチャーをしてたのですが
たまたま稲本君を見てた時に、衝突の瞬間をばっちり
見てしまいました。
すっごい角度で足が曲がって墜落って感じでした・・
その後すっごく痛そうに倒れたままなのに
審判も誰も気付いてなくて試合がかなり続いてて、私は
「骨折したよ~きっと、早くストップ~!」と言ってました。
やっと止まって担架で運ばれた稲本君。。。結局大骨折。
あぁ、もう骨折の痛み、骨折した人が
近頃、異様に身近に感じるのです。かわいそう・・・
早く元気になってほしいです。。
(そりゃね、むこうは一緒にされたくないでしょうが
イギリス人の中でひとり頑張ってる人を見ると
たとえ相手が超有名な稲本くんであっても、
なんか身近に感じるんですよ。。)

それにしても野球観戦を見慣れてる私にとって
やはりサッカーはあっという間だなぁ~と。
そう思うとチケットも高いよね。
私たちがハーフタイムで消沈したボルテージも
やっと上昇して来たところでゲーム終了。
後半に退場したベックスのあの頭の上で観客に向かって
手を叩いて去っていくシーンが印象的でした。
それにしても、何にしても、
他にもグッドルッキングな選手はいるんだけど、
生ベックスの雄姿は別格でした。
あんなに美しいってやはりすごい。
イギリスのサッカーのサの字も知る前から、
渡英直後にテレビで顔だけ見て一目ぼれ。
最初は俳優さんか歌手だと思ってたんですよ。
ワールドカップで日本に行かないで~と心の中で叫んでたんですが
案の定やっぱあの人気・・・。さみしかったなぁ。
それにしても、
あんなに美しいのにナショナルチームのキャプテンなんて・・。
天は二物を与える。

満足でした。

(って何に?って感じですね^^:)

まぁ、ベックスファン歴5年目にして悲願達成したからね!

ハーフタイムでの衝撃を繰り返し慰めながら
落ち込みモードの私たち。。
外は寒い!
どうやって帰るの?
なんかみんなてんでばらばらでバス停もわからない。。
たどりついたバス停もすごい人。
イングリッシュはみんな
「いい試合だったね~」と声をかけてきます。
バスの中でとんでもないイングリッシュの男の子たち。
「こにちは~」「ありがと~」「さよなら~」「すし~」と
日本人からの反応を得るべく車内車外問わず大シャウト。
「日本から来た人手をたたこう~♪」
と幸せなら手をたたこうの替え歌。
しかしそんな酔っ払いには誰ものってこないので
「寿司が好きな人手をたたこう~」とか苦戦してましたが、だめ。
(英語がわからないというだけの事もあるんでしょうが。)
最終的には
「ポルトガル行く人手をたたこう~」にして、
やっと誰か叩いてました。。
しかしまぁその後の歌がすごかった。
「ドイツ人が爆弾落とした~3人しんだ~」みたいな
すんごい替え歌を歌い出して、
ドイツ育ちRちゃん異様に反応(^^:
ドイツ人が乗ってなくてよかった・・・。
そしてこの歌、その後私たちの頭にこびりついちゃって
忘れるのに一苦労でした・・・

(翌日の日記へつづく)
6月1日 続き・・・

空腹と寒さと暗さと終電への恐怖からがら
マンチェスターピカデリーでメトロに乗り換え
逃げるようにおびえつつ宿到着。
そのライトアップ・・・昼は素敵な洋館風情だったのが
夜中に完全な「ホーンテッドマンション」になっていて
トミー氏の個性丸出し。
あまりにすごくて「写真だよ!これ!」と記念撮影。

やっとの思いでサンドイッチにありつき、
大疲労の一日が終わりました。。

6月2日

B&Bにて朝食中、例のトミー氏がもう朝から
すごいテンションで話しかけてきます。
昨日の試合の話、日本人の知り合いの話、自分の身の上話etc
めちゃ愉快なおじさんで他のお客さんもみんなで大笑い。

トミー氏が言うには
ここに泊まってた日本人の女性とイギリス人男性のカップルは
ちゃんと別々の席に座って応援したそう。
それなのに、私たちは日本人二人組みなのにもかかわらず
Rちゃんは日本、私はイングランドサポーターだなんて
けしからん!と「まっきーとは口をきかないよぉ~
このよくできたお嬢ちゃんとしかきかないねぇ~」と
Rちゃんと話が盛り上がってる。。
ハハハ・・・でもねぇ。結構微妙だったよ。
私も後半は手に汗握って日本応援したし、
Rちゃんだって・・・本人は否定してるけど微妙だった!

トミー氏はスコットランド人ということで、
愛国心もすごそう。
「エジンバラなんてだめだ!あいつらは気取り屋だ」と連呼する
生っ粋のグラスゴー人。
グラスゴーの人って濃いんだよねぇ~。
なんかおしゃべりがすごすぎて(?)
私たちのトーストが途中から忘れ去られ、
キッチンで働く私・・・(--)
いや、でも、悪い意味じゃなくて
ほんとアットホームでそんなん笑いながらやっちゃって自然な感じ。
後からスタッフのお姉さんがかけつけてくれましたけど。

笑いつかれてチェックアウトし、トミーさんとお別れ。
駅に向かってまず荷物を預けることに。
げ!
あまりに高額で血の気がひいてしまう私たち・・・
急いで私のカバンにRちゃんの荷物を押し込み
2個のバッグを1個に・・・。
いやぁ、大は小を兼ねるなぁ。いいバッグ買ったわ(^^:

また路面電車を乗りついで市内のアウトレットめざします。
やっぱ女の子二人だとショッピングになるわねぇ。
それに観光するとこって意外とないみたい、
マンチェスターってほんとにイギリスらしからぬ近代的な街。
まぁ、マンUのスタジアム&ミュージアムは次回行ってみたいですが。

路面電車、ほんと複雑で乗り換えポイントがわからず・・・
途中駅でおり、その後線路をたどって徒歩で駅を探すという
なんだか古典的な旅をしました。。

無事に駅に到着。新興住宅地で開発地という感じで
とても大きなおしゃれなビルが立ち並びます。
大きな運河が流れてて天気も良く気持ちいい。
ヨットの帆のようなマンションがあったりして
「みなとみらいみたい!」と口を揃えます。
注目のウォーターフロントということで水べりに
異彩を放つおしゃれなデザインのビルが並び
特にラウリーという劇場やギャラリー・図書館を兼ねた建物が
もっとも奇抜なデザインで度肝をぬいていました。
その横にあるのが私たちの行った
「ラウリーデザイナーアウトレット」。
運河沿いにカフェやレストラン・・・もあったらしいです。

アウトレットも新しいらしく広々していてとてもきれい。
1件1件見て周りました。
最終的には同じ店で同じような服を気に入って試着し、
Rちゃんもなかなかかわいい服をお買い上げ。
私も格安でスカートを1着買いました。

ショッピングを終えてお腹が空いたので
予定通り、次の目的地「中華街」へ。
マンチェスターの中華街は結構有名らしく
中国人人口も多いみたいですね。
後でマンチェスターの絵葉書を見たら
みんな中華街とか中国人がうつってたので。
ロンドンに比べれば小さなものですが、
一歩足を踏み入れれば中国。
どこで食事しようか迷ったのですが
ロンドンと違うのは中国人が多いこと!
これは間違いない!
(ロンドンの中華街は‘中国人が食べられる’お店って僅かなんで)
そのなかでピンと来たお店に勘ではいりました。

・・・が、大当たり!
「本当にこれでいいんですか?」
と聞きたくなるほど北部の、そして中華街の物価の安さに加え、
とんでもなく美味しかったんです。
イギリスで食べた中華No.1でした!
コースランチで量も多くて食べきれないほどで格安。
雰囲気も良く、店長さんは親切でおまけに結構グッドルッキング。。
文句なし!
「チップはずむ~」
などと言いながら「はずんでないよ!」とRちゃんからご指摘をいただきました。
大したチップを置きませんでごめんなさい。学生なもんで。。

でも、二人とも
「残念!ここがロンドンだったらまた来るよね」と意見一致。
今度マンチェスターに来る事があったら
ぜ~ったい、また来ます。
「Come again・・」って何度も言われちゃったからってわけじゃなく本当美味しかった。

ツーリストインフォでお土産の絵葉書などを買って駅に走ります。
何とか予定通りの電車に間に合い、直通で帰ります。
長かったような短かったような北イングランドともこれでお別れ。
何より短い時間だったけどRちゃんとの小旅行も何とか実現したのもよかった♪

こうして知り合った人1人1人と別れていく寂しさって
イギリスに来てからずーっと体験していますが、
やっぱ、国外に住んでる寂しさって別れの時期には痛感です。
来月は「合格できれば」卒業式だし・・・寂しさ一杯。

これからビザとか就職とかどうなるかまったく先は闇だけど
少しでも時間が(パスポートとりあげられず)取れますように・・
そして、また旅に出られますように・・

追記(俳句調):リバプールで負った傷に苦しみ今日も泣く。


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